>>207
韓国も高校入試の学力テストがある。

高等学校における入試選抜システムに関する社会学的分析
http://repo.lib.hosei.ac.jp/bitstream/10114/7846/1/12_grad_70_kim.pdf

「高校平準化政策」は、それぞれ学校単位で行なっていた入学選抜試験を廃止し、まず「連合考査」という一括試験を行い、その試験の結果に基づいて進学者を査定する方法である。
その後、選抜試験に合格した者を学区内に設定した「学校群」に抽選で振り分けるというものである。
韓国における「高校平準化政策」は、日本の学校群制度と似通っているが、国公立高校を含めて、私立高校も改革の対象にしていた点が、日本と決定的に異なっている。
しかし、大学受験にむけて競争が激しい人文系高校のみが適用され、一方、実業系高校は、学校群を別途に設定せず、自由に志願できるように対象外とした。
このラディカル的な措置により、従来の一流・名門高校と呼ばれた学校は、各学校群に分散され、学校側の選抜権は完全に奪われ、その結果として、高校進学希望者及び保護者の学校選択権も奪われることとなった。
韓国の「高校平準化」は、特殊目的高校と呼称される「英才教育」を実践する学校と、自律型私立高校と呼称される学校制度を戦略的に増設した。
「高校平準化」政策における特殊・英才教育は、科学高校・外国語高校・芸術高校といった国家に必要な高度な専門的教育を中心に行なう特殊高等教育機関の設立を奨励し、実践した。
これらの学校は、独自の選抜試験を行い、学区にかかわらず、優秀な人材を優先して選抜することができる。
つまり「高校平準化」の対象外の学校制度ということである。