いくつかの資料を目にすると、宗教法人は投機的な株の売買は倫理的に問題があり、
また現実的でもない。
株の売買などではなく資産として保有し続けて毎年配当金を得ることが目的となる。
つまり、上記に挙げた少数の企業だけの投資というのは考えにくく、
公表されていないだけで、より多くの株式や資産を天理教は保有していると
考えるのが普通である。
天理教の4億6千万円の雑収入の内訳は、こういったものだと推測することができる。
配当金をお供え金や寄付金と計上することはさすがにしないだろう。
もし5億円の多くが株式投資だとすれば、
配当利回りを2%で計算した場合250億円もの原資を投資したことになる。
教祖100年祭のときに500億円もの収入があったことを考えると、
当時の天理教が「今後のため」に株式投資で資産運用していたとしても
違和感はないと私は考える。

私は宗教法人の資産運用が悪いというわけではないし、
経営上の判断として私は妥当だと思う。しかし、疑問点は残る。
それを以下に考察する。