先週末に自殺に関しての小さなのシンポジウムに参加してきた。
そこには社会学の学者や学生の集まりでクローズドであった。
中にはこれまで国の自殺予防対策に関わっていた心理学者や、行政官、NPO役員もいた。
そのシンポでは、例年3万人を超える自殺者を予防するために何が必要かということを
話し合う。
どちらかと言うと「寄り添うことが大事」というような一般論的教説ではなく、
国の施策の統計的効果測定や新しい試みを話し合ったりする刺激的なシンポであった。
参加する前は、自殺という重いテーマで、効果測定なんて難題であり、
沈鬱な気分であった。しかし先月、驚きのニュースが飛び込んできた。
警察庁が、今年の自殺数が3万人を(大きく)下回ると予測したのだ。