事実婚だろうが、婚外子だろうが、それを批判する権利は我々にはない。
なぜなら、フランス人がそれを許容しているからである。
もしフランス人が「事実婚なんて認めねー」というのであれば話は別であるが。
フランス人が「それでいい」といっているのである。
許容出来ないこそ、認めることが異文化理解である。
同じ事は外人が生魚を食べる日本人を見て許容できないことと同じである。
我々が生魚を食べていることを批判されて、日本人は生き物への愛情が少ないと
言われても我々としては「しったことか」となるだけで、刺身も寿司も食べるだろう。
我々日本の文化が一番でも、他文化よりも優れているなんてことは全くない。
その土地、そこに住める人々にはそれぞれの文化や慣習がある。
その一部分を挙げて「あいつらはダメだ」や「我々の方が」というのは
非常に狭隘な精神ではなかろうか。
慎みはどこへ行ったのだろうか。