しかし、今回の天理時報の目玉は「子育て支援」についてのようだ。
数ページに渡って特集が組まれている。
記事の構成として、まずはアンケートで育児不安を多くの人が持っていること
→色々な人の意見→専門家の意見→信頼関係が大切となっている。
意外に天理時報お得意の「だから、天理教の教えが一番大事」というような
自民族中心主義的(ethnocentrism)結論は控え目であった。
しかし、こういった現実的課題を扱う場合は今回の場合の「信頼関係」のように
曖昧模糊とした結論にしかできない手詰まり感は顕在である。
そのため内容は巷間に流布している育児書の域を脱しない。
それが悪いとは言わないが、天理教発行の媒体としては意義が霞む。