いま人気なのが、天理教憩の家病院付属の看護専門学校に進学することである。
ここは天理教一れつ会とは別に独自の奨学制度(普通の看護学校の奨学制度)を持つ。
そして、看護という確かな技術を身につけることができるのである。
ここに進学すると「子どもは天理教の中で、天理の御用(仕事)をしている」という
大義名分を損なうことない。
もちろん、看護師として働くことは就労であり、給料が発生する。
天理教関連施設での給料(お与え)が数万円であることを考えると、
病院での勤務は給料を貰え、なおかつ「天理の病院で働いている」ということで
信者への求心も失うことがないという「おいしい話」なのである。
実際、この天理教の病院で看護師を経験した親は、
自分の子どもをこの付属専門学校に進学させる者が多いようである。
もし天理教の教会に嫁いだとしても看護師の免許があると、
「どうにか生活はできる」という安心感もあるようだ。