臓器移植と教義解釈(8/30付けの天理時報から) 
今年は冷夏のようであるが、まだまだ日中は暑い。
それはさておき、8/30付けの天理時報を見て仰天してしまった。
今号の一面記事は台風9号の被害である。
天理教が持つ災害救援隊の活躍がニュースとして扱われている。
災害救援隊の活動は素晴らしい活動である。
そして今号のために用意されているメインテーマは発達障害である。
「子どもの発達障害」というテーマ設定から私は疑問である。
なぜなら発達障害は子どもだけの疾病ではない。
私の知り合いに児童青年精神科医がいるが、彼は数年前から
「発達障害(PDD)の喫緊の課題は義務教育を終えた人の支援である」と言っている。
昨今、教育界を中心に発達障害がにぎわっているようである。
その点で言えば、子どもの発達障害は流行であり、
ある程度、行政支援や支援技術も輪郭が見えてきている。
しかし、その発達障害の子が義務教育を終えたときに進学も就労もできずに
自尊感情を傷ついたオトナとなる。
中には知能が高く(HFPDD:高機能公汎性発達障害)、
進学や就労ができても人間関係を結べないで孤立するケースが多いと聞く。