宗教団体が政治的オピニオンを持つという距離感やバランス感覚は、
非常に難しいことは承知している。
しかし、少なくとも「陽気ぐらし」を掲げて活動している天理教が、
弱者を貶めるような政策に声をあげないのは、
「陽気ぐらしなんて口先だけで、やる気がない」と思われても仕方ないのでは
ないだろうか。
例えば、民主党政権になって生活保護の国家予算に占める割合は増加の一途を
たどっている。
そして自民党や維新の会は、
次期衆院選のマニフェストで生活保護の削減を検討している
(現在マニフェスト作成中のため未確定)との情報もある。
生活保護は憲法に保障されている「健康的で文化的な最低限度の生活」(憲法25条)の
ためのものである。
これが削減されることは弱者の生活が厳しくなるということである。