僕は道を歩いていて、ときどきクスッと笑うことがある。
「ああ、自分は天下の東京医科歯科大医学部生なんだ」と思うと、嬉しさがこみ上げてくる。
激烈な入試を突破してから2年。
切望の東京医科歯科大学医学部に入学できたときのあの喜びがいまだに続いている。
「エリート養成機関 天下の東京医科歯科大学医学部」・・・・・
その言葉を聞くと、僕は自然と身が引き締まります。
先輩、OBの栄光の業績と東京医科歯科大の称号に恥じない実力であっただろうか・・・・。
しかし、先輩方は僕に語りかけます。
「いいかい?東京医科歯科大学医学部のブランドは君たちが作り上げていく物なのだよ」と。
僕は感動に打ち震えます。
「東京医科歯科大の称号が何をしてくれるかを問うてはならない。
君自信の実力で何をなしうるかを問いたまえ」
僕は使命感に胸が熱くなり、武者震いを禁じえませんでした。
でもそれは将来の日本を支える最高のエリートである僕たちを
鍛えるための天の配剤なのでしょう。
東京医科歯科大ブランドを作りあげてきた先輩はじめ先達の深い知恵なのでしょう。
東京医科歯科大で学ぶことにより、僕たち学生は日々実力が伸びて行くのです。
嗚呼なんてすばらしき東京医科歯科大学哉。
ブランドは全国共通。人気、実力すべてにおいて並びなき王者。
素晴らしい実績。余計な説明は一切いらない。
ただ周りの人には「東京医科歯科大医学部生です」の一言で羨望の眼差しが。
合コンのたびに繰返される若い女性たちの側からの交際申し込み。
近所のマダム達からの熱いまなざし。
そしてあらゆる街を歩くたびに味わう圧倒的な東京医科歯科大学パワーの威力。
東京医科歯科大学医学部に入学して本当によかった。
北野高校卒