「匿名長男」

私は教会の長男に生まれましたが、
会長職を継ぐ気がないことを親に打ち明けられないまま30歳を迎えました。
ここまで引っ張ってしまったのは、自分が天理教コースを外れることで、
家族の縁が切れてしまうような気がするからです。

私の両親はあまり抑圧的なタイプではありませんが、
教会に生まれ育ち信仰一本で熱心に生きてきた人たちです。
兄弟も私以外はみな修養科や本部勤務の経験があり、概ね親の願う通りにきている、
「優等生」のようなところがあります。
地方から天理高校、天理大学と進み、
その間に得た友人の多くを失うかもしれないということには、ある種諦めのような、
覚悟はできているように思います。
ただ家族となると、やはり踏ん切りがつきません。
それでも近々話をするつもりではいるのですが、似たような境遇、経験をお持ちの方、
いろいろな視点からのお話が聞けたらと思い投稿させていただきました。