聖光高校で職員が体罰 処分検討09/28 13:13nhk
光市の聖光高校で実習助手の男性職員が授業中に男子生徒の顔を平手でたたくなどの体罰をしていたことがわかり、学校側は事実を認めた上で、職員の処分を検討しています。
光市の聖光高校によりますと、今月22日、実習棟で行われていた溶接の授業中に、2年生の男子生徒が黙って席を離れたとして、授業の補佐をしていた60代の実習助手の男性職員が2年生の男子生徒の顔を平手でたたいたり、足を蹴ったりしたということです。
今月25日に男子生徒の保護者が学校に相談したことで体罰が発覚し、学校は保護者に謝罪しましたが、27日、光警察署から男子生徒が被害届を出したと報告を受けたということです。
聖光高校は28日午前に行われた前期の終業式で廣川晋校長が全校生徒に謝罪したということです。
学校側は今後、授業に参加していたほかの生徒からも事情を聞くなどして、事実確認をしたうえで、実習助手の処分を検討することにしています。
廣川校長は「体罰はあってはならないことで、今後こういうことが起きないよう教職員に指導していきたい。生徒の心のケアを徹底するとともに今後、保護者に説明する機会を設けたい」と話しています。