これに関して、以前も取り上げたが「天理教一れつ会」という
財団法人が大きく関与している。
親が天理教一筋(道専務)の場合、その子どもは高、大卒後に一定期間天理教関連施設で
奉公することを条件にスカラシップ(年額数十万円)が給付されるというものである。
この制度は子どもに修学の権利を保障する素晴らしい制度だと思う。
しかし卒後の奉公と申請には大教会長の職印が必要という点がポイントである。
結論を言うと私の知り合いに10年近く大教会青年をさせられた者がいることや、
より勉強や部活を頑張りたいという若者が大教会長と話し合いもなく、
意味も説明されずに熱い思いが潰されている。
進路が大教会長の思うままに決定されているのである。
この制度は一部の若者にとって教育的ではなく、支配的制度である。
「もっと勉強したい」や「スポーツを極めたい」や「社会でチャレンジしたい」という
意志が芽生えても、さらには社会貢献の熱意があろうと、大教会長の気分的思考で
「大教会青年をしなさい」と反故にされる場合があるということである。
そして実の親にさえも「大教会長さんが言っているのだから」や
「最初にスカラシップ契約を結んだのだから」と応援してくれる者がいない。
このような事例について私が知っている天理教人は数えるほどだが、
明確な証言や特定の実名(大教会長)は複数確認してある。