元同志社大教授浅野 健一談(2019年3月退任)
同志社大学は「行ってはいけない大学」である。

同志社大学の没落を象徴するニュース。今朝の朝日新聞に今年の司法試験の合格
者の記事が掲載されている。合格状況の表によると、同志社大学法科大学院修了
生の受験者数は117人で、合格者はたった9人、合格率は7.69%。61大学中、55位。
立命館大学23位、関西学院大学27位、関西大学29位。
私が解雇された2014年ごろまでは、関関同立でトップだった。立命館大学(合格24人)
に大差をつけられ、三桁の受験者がいて合格者が一桁という惨状だ。
「司法試験、公認会計士の試験で、立命館大学に抜かれたら、坂道を転げ落ちるよう
に衰退するだろう」と教授時代に私は言っていた。しかし、昔の看板があるので、なん
とかなると危機感がなかった。未だに帰国生徒の入学制度もない。「面倒くさい」と会
議で言う教授がいた。
2013年から、私を含め教授四人を定年延長拒否で解雇、非正規教員を低賃金で酷使
し、偽装公募でコネ採用、闇年金支払い、ゴミ不法投棄、学生の風俗スカウト事件、
法学部教授飲酒運転事故逃亡(T教授は定職3月で、定年延長)など腐敗、退廃の「総
合大学」である。
法科大学院では、定年延長裁判(4裁判が京都地裁で審理中)で学校法人同志社(八
田英二理事長)の訴訟代理人、小國隆輔弁護士(大阪弁護士会)を2015年から、民法
担当の嘱託講師にしている。cronyism人事だ。
法科大学院は大赤字で、廃止も検討すべき危機だが、なんでもありの、コンプライアン
ス・ゼロの同志社大学執行部、同志社大学教職員組合は議論もしないだろう。
総長も兼任する八田理事長(5期15年、学長を務めた)は、高野連会長を辞めて、同志
社大学の立て直しに努力すべきだ。私の解雇の後、博士論文の指導を放棄している
インドネシア・ガジャマダ大学からのインドネシア政府奨学生、ナジ・イムティハニさん
を救ってほしい。
このままでは、新島襄の建学理念をおろそかにして、同志社大学は壊れていくと思う。
私に改革について相談があれば協力する。村田晃嗣前学長の当選阻止で、八田氏と
は共闘した経緯がある。
学生、保護者、卒業生の決起も期待する。
それもなければ、同志社大学は「行ってはいけない大学」である。