最後に「信者数」。「信者数」は天理教では「ようふぼく者数」であると思われる。
驚くほどのバラツキがある。
自然科学から見ると、このデータは明らかに不自然である。
人口統計学でいうと、大量虐殺や大災害でもなければ、このようなグラフは描けない。
何らかの統計処理に関する人為が入っていることは明白である。
おそらく1966(教祖80年祭)後と1986(教祖100年祭)前にデータ整理が
なされたために、急激な減少となったのだろう。
注目すべきは、急減した1967年(教祖81)から1983年(教祖97)に270万人近くまで
盛り返していることである。
しかし一方で、1984年(教祖98)から1986年(教祖100)までは10万人弱の急激な
増加率を記録しているものの、1986年の100年祭を機に再び減少に転じており、
その後1996年の教祖110年祭まではゆっくりとした増加率でしかない。
これまでと同様に2006(教祖120)後も、急激に信者数が整理(削減)されている。
本データは2011年のデータまでしかないが、
現時点では天理教の信者数はおよそ120万人と考えることができる。
270万人のときと比べると半減以上である。
来年の130年祭に向けて、もし信者数が130万人近くになったとしても、
130年祭が終わった後のデータ整理では天理教の信者数が100万人を切ることも
十分に考えられる。(データ整理では、
毎回20万人〜30万人が削減されており、特に高齢化社会の影響は大きいと思われる)。