以前であれば、「宗教って怖いね」と私が感じるほど、上級教会や大教会、
本部への忠誠心が前面に出ていた。
しかし今回話をして、私は彼の忠誠心に陰りがあることを感じた。
そこで多少、誘導的であるが「130年祭が終わると、天理教ってどうなるんでしょうか」
と疑問を投げかけてみた。
すると、「天理教は大転換を求められるでしょう」と思いがけない返答があった。
以前の彼であれば一般常識から見ると、
まるで天理教に洗脳されていると思わんばかりの、
天理教体制に対する陶酔ぶりであった。
しかし今回は、まるで覚醒したかのように現体制への猜疑心を露わにしていた。