あまりにも人生が上手くいかなくて
発狂をしていたら教科書をいつの間にか
破りまくってた。

自分という存在が許せなくて
小中高の卒アルから作文コンクールの
入賞賞状、部活の後輩がくれた寄せ書き、
友達と笑っていた写真、ありとあらゆるものが
全て不快に感じてしまい破りまくった。

本当に自分という存在が許せない。

自分はこんな人間じゃないと暗示をかけるために
自分に似てる芸能人の生写真を買い、部屋に飾り、
自分はこの〇〇なんだ、自分はこの芸能人なんだ、
って言い聞かせて部屋に飾り仕草から髪型を
全て模倣して、完全に自分という個性を殺し
毎日別人になる努力をしている。

唯一破れなかったのは大学の卒業証書。
これだけは破れなかった。