『夢の中に現れた窓を覗く女』

俺がガキの頃に見た怖い夢が今でも覚えてる。夢なんていつもはすぐ忘れるがコレだけは覚えている。けど少しずつ風化しているため、ここに書き残す。

夢の内容は俺と俺の家族で仲良くテレビを観ていると突然ニュース番組に変わりそのニュース内容が犯罪者(たしか殺人鬼だった気がする。)が俺の地域にうろついているから気をつけてね。とのこと。

親たちは「怖いねー」と呑気に話していると親(母親だったかも)が窓を指差し叫んだ。そこへ目をやると隣の家々(隣と言っても少し距離がある。)にその犯罪者がうろついているではないか。恐怖で震えているとその犯罪者は隣の家の窓を覗き込んだ。覗き込むとまた別の隣の家へと覗き込んだ。次は俺の家だ。

覗き込んだそいつは小汚いボサボサの髪で狂気に満ちたニヤリ顔で俺達を見ていた。顔のイメージは仲◯由◯恵をさらに不気味に不健康にした感じ。そして犯罪者は満足したのかその場を去った。恐怖で怯えている俺に母親は「タバコ吸いたくなったからちょっと自販機で買ってきて」と言われ目が覚めた。