どこかは言えないので、少し簿かします。


宇賀神様という神様を知ったのはあるお寺にたまたま行ったとき。
そのお寺には人の顔に蛇の体を持つ宇賀神様の像がある。
その像は年2回しか見るチャンスがないため、見に行ってみた。
お目当ての像を見た後に時間が余ったので山道を登った。
登りなれた道だ。今回で3回目。頂上までは1時間というところだ。

登り初めて30分、道に小さな蛇がいた。
シュルシュルと逃げる少し先に小さなお社があった。

お社に寄っていこうと思い、少し迂回してお社に向かった。
お社には「宇賀神神社」と書かれていた。
お社には天狗の像があるというチグハグなお社だ。

手を合わせて目をあげると向こうの方に煙が見えた。

こんなところに民家はなく、お寺にくる人とお寺に立ち寄る山頂を目指すハイカーしかいない。

火事かと思い、見に行くと遠くに日本昔話の庄屋のような3軒分くらいのでかい和風の建物が見えた。

その日自分は車ではなく自転車で行っていたこともあり、夕方が近づいてきたため、今度行こうとその日は帰った。

2日後に午前中からその場所に向かった。
結果何も見つからなかった。
その日以降も3度も探したが社もでかい家も見つかることはなかった。
もしあの家に行っていたらどうなっていたのかわからないし、宇賀神神社に着いた時点でびびってたんだけどね。
怖すぎて当然社の写真は撮っていない。

あの日から丸1年。また宇賀神様の像をを見てくるよ。