4番目の歌も先生は聞き取れていたらしいけど歌の全容は教えてくれなかった。この歌は簡単にいうと家族に殺された刺し子は家のしたに埋められた。という歌だそうだ。俺達が経験したことから推測するにあの小屋は何十年、何百年前のもので、もうこの世に存在しないものだった。だが家族に殺された刺し子は死後恨みで力をまして刺し子が殺された年くらいの子供がくると自分の死体が埋まっている場所の上に小屋を見せたのだろうと、妹も祓った理由も一緒で妹はあの時の俺たちと同じ年になる。だから刺し子は妹に憑いていてそこから俺や東に危害も加えようとしていた。夢も妹に取り憑いていた刺し子が見せていたのだろう。そしてそんな妹が近くにいる俺が1番危なかったそうだ。だけど逆に俺が妹の近くにいたことで東にはあまり干渉しなかったらしい。