第2の世界」では、頭頂の中枢がまだ開いていたので互いの心の中を見ては話すことができた。 (つまり、人々は、第3の目が開いていて、テレパシーを使えたという事でしょう。)

次第に村が出来、その間を結ぶ道路もでき、交易が始まり、互いに物を売買するようになっていった。

交易が盛んになり、得れば得るほどますます物を欲しくなりだし、創造主への賛美は忘れ、人々の心は、売り買いし蓄えた物に対しての賛美に変わってしまった。

その結果、人々は争い始め、村同士の戦いが始まった。創造主は再び、リセットすべく世界を滅ぼすことを決めた。

地球が地軸のバランスを失い、回転が狂って二度も引っくり返り、山々は大音響とともに海になだれ込み、海と湖は陸に覆いかぶさった。

そして、冷たい生命なき空間を巡る間に、世界は厚い氷に閉ざされた。(氷河時代)

わずかな人々だけが、精霊のキバ(蟻人間と呼ばれている。)に従って、地底に逃れ、幸せに暮らせることができた。