>>458

そしたらコックリさんの紙にAちゃんの影が差してたんだけど急に別の方向を見たままうごかなくなった
私はコックリさんをしている間は紙をぼけっと見てたから影の形が動かないことにおや?と思ってAちゃんの顔をみてみる
いつも通りの顔をAちゃんは誰もいない方向に向けて固まって、背筋がなぜかぞわぞわぞわってした
夏の夕暮れ時だから外は真っ赤とはいかないんだけど結構夕焼けが差してて
何と無く嫌な感じがして「コックリさんやめよ」とAちゃんに声をかけた
Aちゃんはんふふとかあはは、とか笑いを漏らしてて
どうしたらいいかわからずにいた

すると後ろのドアからギィぃイィいイィってなってやべえ死ぬ?とかって思った
入って来たのはAちゃんの友達のN崎さんだった
同じクラスだけどあんまりN崎さんとは仲良くなくて、こんな状況を見られたらなんて言われるかわかったものじゃないと思った私は、
焦って「いや、違くて、違くないんだけどごめんなさい」ってよくわかんないことを言ったんだと思う
そしたらN崎さんは驚いた顔で固まってしまった
Aちゃんはずっと笑ってるし、N崎さんは固まってるしどうしたらいいか全くわからなくて泣き出しそうだった