幼稚園からの付き合いの幼馴染の友達が二人いて同い年で家も近所だからよく3人で遊んでた
B子は私と同じ一般家庭だけどA子は神主の娘
3人で遊んでいるとよく近所の人がやってきてA子が連れていかれた
しばらくすると戻ってきて「どうしたの?」って聞くと返事はたいてい「なんでもなかった」
だからしばらくすると当たり前になって何も聞かなくなっていった
大きくなるにつれきづいたんだけど
近所の人は何か変なことがあるとA子を呼んでお祓いをしてもらっていたらしい
A子と一緒にいることで私たちに何か怖いことや変なことがあるわけでもないし
むしろA子と友達だということで近所の大人がみんな優しくなってお菓子をくれたりしたので得をするぐらいだった
中学生の頃、3人で登校していたんだけどB子の様子がおかしかった
とても疲れているように見えたので聞いてみたら、最近金縛りにあうようになってほとんど眠れていないらしい
それでふと思いついてA子に何とかならないか聞いてみた
そしたら
「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
って唸りだして眉間にしわを寄せて悩み始めてしまった
A子はいつでも即断即決で一緒に買い物に行ってもほとんど迷わない人なので私とB子はかなりビビった
「なにか悪いものでもついてるのかな」「え、どうしよう」そんなことを言ってたら
「悪い?悪い!悪くない?悪くない!・・・・・悪くはないかなぁ」
って言ってまた「うーん」って悩みだしちゃったので
「悪くないなら大丈夫だね」「うん!A子ちゃんもういいよ」そんな感じでその時は切り上げた