次の日の朝、俺は携帯のメールをチェックしたが彼女は俺のメールを未読状態だったので
心配になった俺は電話を入れてみたが繋がらない。
昼にもう一度かけなおしたが、それでも繋がらなかった。
夜になっても繋がらなかったので、思い切って彼女の住んでるアパートに直接向かったが帰ってはいなかった。


休み明けになっても彼女は大学に来なかった。
これはただ事ではないと思った俺は警察に相談しようと思ったが
あのアパートに侵入したことがバレると、色々と面倒だしなと悩んでた時に
非通知の着信が届いた。
出てみると、ノイズ混じりの声で

「ザ…ザ…ザ…す…け…て」

とかすかに女の声で「助けて」と言ってるように聞こえた。

これは彼女になにかあったに違いないと俺は意を決して警察に
あの日の一件を話した。