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大分の山でB29の墜落を目撃した工藤勝明さん。工藤さんは、捕虜の殺害には、軍人や医師だけではなく、一般住民も深く関わったと話す。

「山狩りをしたんですよ。竹槍を持って歩いて」

捕虜殺害事件を研究する甲斐利雄さんは、衝撃的な事実を語る。墜落現場から逃げた兵士を待っていたのは、比類なき残虐行為だったのだ。

「猟銃で顔を狙って撃つんです。目が見えなくなったアメリカ兵が目を押さえてゴロゴロ回っていると、『早く仕留めないといけない!』とだれかが言って、寄ってたかってたたき上げ、ついて最後に刺し殺す」

それだけでは終わらなかった。「さらに、踏んだり蹴ったりするんです。それは、女性が多かったらしい。『それは言わないでください』とみんな言うけれど、事実なんです。みんな主人を兵隊に取られた身ですからね」(甲斐さん)。