映画「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」

主人公は花屋に勤める青年。
花が好きなのだが要領が悪く、配達はおろか
茎を同じ長さに切り揃える作業すら満足にこなせない。
店の業績悪化を理由に解雇されそうになるのだが、
客寄せになる珍しい植物を置くのはどうかという案が出る。
ちょうど新種の植物(そこらで拾った怪しい種)を育てていた主人公は
これの開花を条件に店への在留を許される。

ところが栽培方法がわからない、肥料など八方手を尽くすが植物は弱る一方。
その時いつものヘマで指を切ってしまい、血を吸った植物が元気を取り戻す
栄養源が人の血であることを知った主人公は自分の血を与えて栽培を続ける。
植物が育つにつれて客足も増え店長の態度も軟化するが、主人公は貧血気味に
それでも植物は血を求め夜な夜な主人公に空腹を訴えるようになる。
途方に暮れ夜の街をさまよい苛立ち紛れに投げた石が人に直撃、倒れた先で列車に轢かれる。
バラバラになった死体を捨てようとするのだが、どこに行っても人目につく、
仕方なく店に戻った主人公は植物に死体を食わせ証拠隠滅を図るのであった。

その後も持ち前のうっかりで人を殺しては植物に食わせる主人公
食った分だけ大きく育つ植物にそれを見に増える客足、噂を聞きつけやって来た偉い人
うまく進んでるように見えたが、頻発する失踪者にとうとう警察が動き出す。

そんな中ついに植物が開花する時が来た。
大勢の客や偉い人の前で開いた花の中心には今まで食わせて来た被害者の顔が。
事情聴取しようとする警察と逃げる主人公、追走劇の末店に戻った主人公は
ナイフ片手に「全てお前が悪いんだ!」と植物の中に飛び込む。
夜が明け警察が店に到着すると新しい花が咲いており、そこには主人公の顔が…
「殺すつもりはなかったんだ…」そう未練がましくこぼすと花は萎れてしまった。