>>296 続き

泣いている俺をよそに、飄々とゲームをセットしてプレイし始める兄に無性に腹が立った俺は、
兄が(そして俺が)大切にしていたドンキーコング3の説明書とソフトのパッケージを、
兄の前でボロボロに引き裂いた。
(スーパーファミコンのソフトの外箱は紙製だった。)
それを見た兄は怒り始め兄弟の喧嘩の第二ラウンド開始。
喧嘩は俺が泣いても終わらず、母親が止めに入るまで俺は兄に殴られ続けた。
その夜、この喧嘩についての家族会議がありゲームが諸悪の根源だということで、
ゲーム禁止令が出てゲーム機は父の車で保管されることが決められた。