怖いというかSFっぽい話。

小学1年生のころ、父親から小学校入学記念でスーパーファミコンとドンキーコング3を買ってもらった。
俺には一つ上の兄がいて、「ゲームは一日30分」というルールの下、兄と代わりばんこでゲームをしてた。
それぞれたった30分しかゲームができなかった俺ら兄弟はゲームに飢えており、
自分のゲーム時間はもちろん、相手のゲーム時間もかじりつくようにゲームを見てたし、
お互いのゲームが終われば飽きることなくずっとゲームの説明書を読んでいた。

ある日のことゲームをプレイする順番で兄と俺は喧嘩になった。
体格で劣る俺は、いつものように兄にボコボコに負かされた。