今でも鮮明に思い出す鮮明な夢。長文すまん。

とにかくどっかの街を走っていた。気が付くと、目の前に瀟洒なデパート(?)があって
そこに入った。しばらく行くと丸いドアノブのついた目立たないドアがあった。
なぜか分からんが無性に惹かれて、そのドアの向こう側に行きたくなったんだ。
鍵はかかっておらず、すんなり空いた。すると母親と少年と少女がテーブルに座って話して
いた。気まずくなった自分はそのまま奥にあった非常階段から上がってこの場から離れよう、
と思ったんだが、少女が「ねえ、縄跳びで遊ぼうよ」と話しかけてきた。振り返ると少女が物凄く
気味の悪い笑いを浮かべていた。とにかく必死で階段を登ったら、どっかの民家の二階みたいな
場所にいた。目の前にはさっきの少年がいて、「#$&を見つけてよ」と言ってニタァと笑った。
さっきの少女と全く同じ笑い方だった。とにかく恐ろしくて半狂乱で何か分からんものを探し回った。
窓から逃げ出そうとしたが、お決まりで何度も家の中に戻ってしまう。自分でも怖くなるような奇声を
あげながら1階、二階と手足をバタつかせながら走り回った。どれくらい経ったか分からんが、階段を
上っている時、ふと1階の居間が目に留まって。そこには縄跳びのような紐が下がっていて先が輪になっていた。
腰が抜けたようにその場に崩れ落ちたとき、廊下にあったカーテンの影から初老の男性が現れて。自分の肩を掴んで
「もみじを探せ」と言ったんだ。もう一度顔を上げるとその人は消えていた。
その男性のお陰か、立ち上がる気力が戻って。彼が言う”もみじ”を探そうと思えた。
その時ふと、左下においてある布が気になって。それをバッと外すと白い磁器に青いもみじが描かれた壺を見つけた。
見た瞬間、これだ。見つかったんだ、助かったと安堵して目が覚めた。