中国が5G開発も出来るいっぱしの経済大国となって世界中に影響力を及ぼすようになり、
さらに南沙諸島や西沙諸島、尖閣諸島などで軍事覇権拡大の野望もあからさまに進める
ようになった頃、絶妙なタイミングでアメリカが世界警察辞める宣言をした。
このタイミングは世界各国の対米自立を促進する上で効果的ともいえる。
経済・軍事問わず、各国はアメリカにばかり頼らず自力で中国に対処しなきゃいけなくなった。
中国は経済成長と引き換えに世界を多極化させ米覇権を縮小させるために悪役・当て馬役になっている。
現在の米中プロレスもその一種だ。木村花よりもはるかに図太い神経で、中国が今以上の本格的なヒール役
を演じるようになるのは来年以降か。
「悪い大国の拡大」に備え牽制するため、各国はアテにならなくなったアメリカそっちのけで大急ぎで
自前のパワーを増強しなくちゃいけなくなった。コロナでアメリカが中国以上に大打撃なのも各国を
急がせる鞭になっている。日本も例外じゃない。一応日米同盟は続くが、従来のおんぶにだっこ型とは
違ったものになる。自前のパワーを増やし対等な同盟関係に移行していく。辺野古は自衛隊基地になる。

世界警察のいない世界で各国が自前のパワー充実や近隣との協力関係によって「悪い大国の拡大」を
けん制出来るようになってパワーバランスが安定する頃、「ヒール役」は用済みになる。
世界を多極化させるための米中冷戦は、今後しばらく続く。その間は香港も厳しい時代が続くだろう。
けれど、民主化機運を促進する形で運気変動している「南龍」という視点から見れば、香港が中国大陸
に強制統合されることで中国大陸の中で唯一つながっていなかった南龍の箇所(しかもパワスポ)が繋がり、
大陸内の南龍は分断状態が解消され本領発揮しやすくなったことも確かだ。この事が後々中国がヒール役
を終えた頃にどう出るか・・・?