あるギャグ漫画で読んだ話

主人公は行きつけの喫茶店で人の良いマスターとそこで働く若い女性との会話を楽しみながらコーヒーを飲む事が日課の一つだった
ある日、マスターがちょっとした用事で店を留守にする事になり、若い女性だけでは不安という事で主人公に留守番を頼む
すると、そこの一人の男性が現れ、戸惑う若い女性
実はその男性と若い女性は恋仲なのだが、マスターのせいで大っぴらに付き合う事ができない状況だったのだ
主人公はマスターと若い女性は親子であり、父親が結婚を反対している状況なのだろうと察する
そこで主人公は本当に愛し合っているのなら誰が反対しようと自分の気持ちに正直になるべきだ、と告げる
その言葉に感銘を受けた若い女性と男性は二人で駆け落ちする事を決意する
主人公はこの事は自分から父親であるマスターにそれとなく伝えておくさ、と言うと若い女性は不思議そうな顔をしながら
「マスターは私の父親じゃなくて夫ですけど」と言い放ち、そして男性と二人で店を出ていった
自分のやらかした事に気付いた主人公は慌てて店を逃げ出す
後日、真っ暗な喫茶店内で項垂れているマスターを見かけるのだった