軍人の息子を久しぶりに電話が来た

「もしもし母さん。 来週から国に帰れるよ」

「まあ! それは嬉しいわ!」

「それで一つお願いがあるんだ。 負傷して足を失った友人をうちに暮らさせて貰えないかな?」

「構わないけど……ずっとは無理ね。 足の無い人の介護なんてそんな負担背負えないわ」

「分かった」

翌日、息子は自殺した
その遺体に足は無く
母親は全てを悟り涙を流した