鬼ごっこ開始時から主人公の近くにいてずっと主人公たちの後をつけていたカカシ
だが5人が揃ったところでカカシは彼らをスルーして追い越して進んでいってしまう
神々はそんなカカシの様子を見て大爆笑していたが、キヨーノは「おいおいどこに行くんだよ」と怒りの表情を見せていた
だがカカシは殺すのを諦めたわけではなかった
自分の竹製の腕を折り体内の藁を集めて縄付きの槍を作ると崖に掛けられた丸太の橋の先で待機
橋の真ん中で主人公たちが逃げられない状況になったところで殺しにかかったのだ
カカシは「5人を追って殺す」というキヨーノの命令に忠実に従ったのである
キヨーノはカカシの機転に驚き、立ち上がって「忠実なだけの無能が愚直さ故に勝つ!」と喜ぶ

だがその様子は他の神々から白い目で見られていた
この大会は「ザコキャラたちの間抜けな失敗を見て楽しむ」のが趣旨である
計画を練ってちゃんと殺そうとしているカカシもそれを見て喜んでいるキヨーノも大会趣旨を分かっていないとしか思われないのだ
キヨーノは周りの反応に座り込む
カカシは今にも主人公たちを殺せそうな勢いだ

神々はすっかり白けてしまっている
慌てたキヨーノは思わず神の力を使ってカカシの足元を滑らせた
谷底に落ちていくカカシ
落ちていくカカシを見ている主人公
そして呆れた目でキヨーノを見つめる神々
キヨーノの後ろに黒服の男たちが現れキヨーノをどこかへ連れて行く
全時空選抜最弱最底辺決定戦は神々を慰撫する神聖な大会であり個人的な干渉は重大な違反なのだ
キヨーノは「会場を盛り上げようと思って」と言い訳するが神々の反応は悪かった
何真剣にやってるんだ。ザコキャラを並べてちょっと笑えればそれで良いのに。勝とうが負けようがこだわる神なんて普通いるか?と

最後にキヨーノの担当していた時空が映され暗転し「この時空のサービス提供は終了しました」とメッセージが流れて終わり