友達が異世界に飛んだのかもしれない
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_はじめに_
下書きもなんもないので投下ゆっくりになるかもしれませんがご勘弁ください。
あまりにも現実離れしていると思うので創作なのかなって視点で閲覧していただけたら幸いです。 1年ほど前の話になります。
冷え込み始めた秋の暮れに一つ下の後輩(以下Kとします)から電話がかかってきました。
僕「もしもし、お疲れ、どうかしたの?」
K「1さんお疲れ様です。1さんが以前話してたホテル〇〇に自分達も来てみたのですが、場所の詳細がわからないので教えて下さい。」
ホテル〇〇とは地元の心霊スポットです。
僕たちの住む県では一番有名な場所でした。
と言うのも、この時期から更に2年程前にそのホテルは取り壊されていました。
取り壊された当時はホテルに行った者の武勇伝や行けなかった者の嘆きが仲間内の話の種になっていた為よく覚えています。
因みに僕は後者です。
僕の実家は神主の家系で霊的な物にちょっかいを掛けられやすい体質だと父から聞かされていた為、小心者の僕はその様な集まりには全く参加していませんでした。
そんな僕にこの様な電話がかかって来ることがそもそも不可解だったという訳です。
以下、会話の主な内容と僕視点での事実
・Kは僕の家に1週間ほど前にアポ無しで訪問
(会った記憶すら無く、実家暮らしの為妹や父にも確認を取るが同じく記憶にない、そしてKを過去に一度も家に上げたことが無い)
・その場でホテル〇〇に僕一人で探検に行った動画を見せられる。
(家から遠いホテル〇〇まで行く交通手段も度胸も僕には無い)
・更にそこに今度は二人で出向こうと僕がKに提案する。
(当然記憶に無い)
・だったら部屋の様子を言い当てると豪語し部屋の家具の場所や色を述べる。
(配置に多少誤差があったモノのほぼ完璧に言い当てる)
ここまで話した辺りで一緒に来ていたであろう仲間に呼ばれKからやや強引に電話を切られる。 電話が切れてからは状況をある程度一人で整理していました。
過去に一度も家に上げた事のない筈の後輩が僕の部屋の家具をほぼ完璧に認知している。
ここの矛盾の説明するのであれば、後輩が僕が留守の間に部屋に上がり込んでいた、
と考えるのが一番現実的です。
あまり関わりがなかったものの僕を慕ってくれている後輩だった為少し考え難いです。
程なくして再びKから着信がありました。
K「すみませんでした、1さん!」
僕「大丈夫だよ、何かあったの?」
K「黒い異臭を放つゴミ袋を発見して逃げ帰って来ました!」
僕「ゴミ袋?」
K「あそこの土地ヤクザが買い取ったなんて噂があるのでもしかしたら。。。」
僕「よくその噂を知った上で行くよな」
今僕の推理を話したらより混乱を招くと思ったので一度電話を切り、
家に着いたら掛け直す様にKに促して電話を切りました。
一時間後に再び着信が入ります。
(ゴミ袋の一件は関係がなさそうな上会話の記憶が曖昧なので省略、その後の会話)
K「今思ったんだけど、1君確かその時吸ってるタバコが違った。
前までpeaceだったのにその時hi-liteだったんです。」
総毛立ちました。なぜそれを知っているのか。
好きなアーティストさんの影響を受けて僕はまさにその頃hi-liteに乗り換えていたからです。
先ほど述べた推理の、僕が留守中にKが上がり込んだ事が仮に事実だったとしても
灰皿の中身まで確認していたと考えるには少々難があります。 ここまで知られていたら自分の記憶の方が自信がなくなって来ます。
しかしKの言う、父や妹と会話をした事実は父や妹の話では存在しない。
(Kが妹や父にも挨拶をしたと初めの電話で話していました。記述漏れすみません。)
やはりいくつかの矛盾があるのです。
そこで電話の中でこんなもしも話が展開されます。
Kはその日僕ではない僕と僕の家に上がった。
何かを企んでいた僕はKを人の寄り付かない廃墟跡地に連れて行こうとする。
僕と父と妹が全く同じ背格好や趣味嗜好の似た何者かに入れ替わった、
もしくはKが現実と似て非なる世界に一時的に滞在していた。
非現実的ですが、こうすると会話の行き違いも合点がいきます。
K「だったらその1さんは何を企んでいたんでしょうね」
僕「カマ掘ってやろうって考えてたんじゃね?」
場を和ませたかったので低俗な冗談を明るく言ってみたつもりでしたが、
彼の相槌は生気のないものでした。
おそらく彼も僕と同じ気持ちだったのでしょう。
お互いがお互いの現実世界に疑念を持つ、今まで当たり前にあった現実に。
当事者じゃないとしても恐ろしいことが今僕たちの身に起こっています。現実に。 絶望の静寂を切ったのはKでした。
K「お互いに合言葉を決めませんか?」
異世界、または異星人の説を前提に考えたらとてもいい案だったと思います。
今の僕達が仮に1aとKaだとします。
互いがaの世界に居るのかの確認を取ることが電話一本で出来ます。
僕「じゃあ合言葉決めよう!今何飲んでる?」
K「カルピスです!」
僕「さっきのカマ掘るの伏線がこんなところで回収できるなんてなw」
先輩のホモハラ紛いな品の無い冗談でも、Kは笑ってくれていました。
それだけ合言葉の提案は僕達を安心させてくれた様に思います。
僕「カルピスだけだと心許ないから『カルピス2つ』を合言葉にしよう!」
K「『カルピス2本』じゃ無いんですか?w」
僕「2本より2つの方が合言葉っぽいだろ…?」
K「賢い先輩に出会えた僕は幸せ者です」
この日はこんな感じで電話を終えました。 >>4さん
すみません、全く下書きをしていなかったので投下ペースがポンコツでした。。。汗 |oo||oo||o||oo|o|o||||o|ooooo|ooo|||o|o|oo|||oo||ooo|oo|||o|ooooo|||o||o|
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ooo|o|ooo|||ooo|o||||o|o|||o||oo|||||o|oo||ooo|ooo|o|oo||o|oo||ooo|oo|||o 次に着信があったのは2週間程してからでした。
期間は少々曖昧ですが、1ヶ月は立っていなかったと思います。
K「1さん、今って『カルピス』ですか?」
かなり鬼気迫るものを感じる口振りでした。
僕「『カルピス』じゃなくて『カルピス2つ』だろ?貴様何者だ!」
勿論冗談めかして。
K「良かった、本物だ、良かった…。」
僕「なんかあったの?」
K「1週間前に1さんに電話した時は『カルピス』って言ってましたよね?」
僕「え、着信なんか着てないけど?」
K「いや、1さんからお電話頂きましたよ?」
お互いのLINE履歴のスクショを確認してお互いの言っている事が事実であることを確認。
K「変だと思ったんですよ、やたら空いてる日聞かれて、ホテル〇〇に行こうとか言いだすんですもん。
それで合言葉聞いたら『カルピス』って言うもんだから、
『2つ』の部分は自分の記憶違いかと思っちゃってました。」
僕「合言葉は『カルピス2つ』、これはこの先も絶対に揺るがないから安心して」
僕がKを安心させる様な月並みな言葉をいくつか投げかけて通話は終了しました。
その次の日彼と顔を合わせることになります。 この日は僕の仲間内で深夜のドライブを嗜んでいました。
免許取り始めた田舎の若者は柄の悪いセダンを深夜になると無意味に走らせます。
田舎の若者とはそういう生き物なのです。
まだまだ慣れない夜道の運転です。
無駄に車高の低い車はコンビニのパーキングストッパー(で合ってるんでしたっけ…?)に
鈍い音を立てて乗り上げました。
この様な失敗を経験しても車高が上げることはありません。
田舎の若者とはそういう生き物です。
あまり焦った様子のない運転手は車を降りて傷を確認して、Kに電話を掛けました。
名の知れたバイクのチェーン店にKは勤めていました。
仲間内の中で車を擦ったりした時はKに頼んで無償で直して貰うなんて事が、
僕の知らない所でしばしばあった様です。
車を持っていない僕はこの日初めてその事を知りました。
車を擦ったという理由で深夜に電話で叩き起こされ、
Kは僕達のいるコンビニに工具を持ってやってくることになりました。
後輩思いの先輩、田舎の若者とはそういう生き物です。 K到着、僕達に挨拶をするKは僕の海馬にうっすらと残った笑顔そのものでした。
慣れた手つきで作業を始めるK、仲間内のダル絡みにも丁寧に対応します。
それも飽きたのか、友人たちは飲み物を買いに行く、と言い
せっせこ働いてるKを置いてコンビニへ…
好都合です。
機敏に作業をするKの背中に僕は投げかけました。
僕「K、合言葉は?」
作業の手を止め、僕の方に顔をあげてそれはそれは屈託のない笑顔でKは応えました。
K「hi-lite2つ」 K到着、僕達に挨拶をするKは僕の海馬にうっすらと残った笑顔そのものでした。
慣れた手つきで作業を始めるK、仲間内のダル絡みにも丁寧に対応します。
それも飽きたのか、友人たちは飲み物を買いに行く、と言い
せっせこ働いてるKを置いてコンビニへ…
好都合です。
機敏に作業をするKの背中に僕は投げかけました。
僕「K、合言葉は?」
作業の手を止め、僕の方に顔をあげてそれはそれは屈託のない笑顔でKは応えました。
K「hi-lite2つ」 _最後に_
話は以上です。
学が無いので読みづらい文章になっていたらすみません。
ここまで見て頂けた方がいらっしゃいましたら有り難うございました。
疑問点やご質問がございましたら記憶のある限りで返信させて頂くと所存です。 精子2つの約束をしたKは異世界に行っちゃって、
今のKは合言葉が違うから別世界から来たKってこと? >>15さん
2ちゃん初心者で全然存じ上げなかったです! >>16さん
確認出来てるだけで『カルピス』の世界線と『hi-lite2つ』の世界線があるということですから、
何もKだけが飛ばされたとも限らないって僕の中では解釈してます。。。 進展ってほどでも無いですが、2ちゃんの異世界に行ってしまった話を
個人的に調べてわかった事があったのでご報告です。
別の異世界関係の投稿で異世界に行ってしまう原因になりうる条件というのお話が記載されていました。
箇条書きで書きに記します。
・古い建物(投稿者さんのお話では確かアパート)に住んでいる
・外庭がありそこに出ると気分が悪くなる
・その屋外の外に居続ける
この投稿者さんは違いがはっきりわかるほどの別世界に飛ばされたお話でした。
文字や言葉が通じないほどの別世界のお話でした。
当時からちょうど1年前元カノと他県の地方で同居して居たのですが
その時に住んで居た場所と上記の条件が酷似していました。
ただ、そこは出ると気分が悪くなる中庭の代わりにベランダが、
0感の人(当時の元カノ)でも恐るほどのポルターガイスト現象の
たくさん起こるゴーストハウスでした。
僕は純粋にベランダで霊と波長が合って気分が悪くなってたのだと思ってましたが
このお話を読んでみてそれだけの可能性でも無いと思いました。
話に関係あるかわからないですが僕が現実に起きた不思議な話も一緒に投下します。
おまけ感覚でご清聴願います。 当時保護観察が付いてました。
その方に少し霊感と家系のことがバレていた為、面談の時にとある相談を受けました。
本来の保護観察は、5~ 15分程らしいのですが、哲学や小説などの趣味があっていたので
毎回小一時間ほど談話してました。
なので今回もさほど珍しい話でもありませんでした。
保「心霊写真が撮れちゃったからみて欲しいんだけど。。。」
お力添えになれるかわからないと前置きをおいて快く了承しました。
見せて頂いた写真はお祭りの集合写真のとある男性の写真でした。
上半身と下半身が別の場所にあり境目は少しぼやけたようでした。 僕の知る中で体の位置がズレるタイプの不思議な写真は
ご先祖様や守護霊(神)様の存在表明の写真だと聞いていたので
そのままお伝えしました。
監察官の先生は清々し顔をしてくれました。
帰宅後に今日あったことを父に伝えると
「危なくないとも限らないから一応お祓いいかせたら?」
そう言われたので次の面談でお伝えしました。 すみませんリア友が突然訪問してきて中断になってました、、、
続きから 次の面談の時にそのままお伝えすると、「そんな話をした記憶はない」
なんて観察官さんが不思議そうな顔をされて仰いました。
僕は(ついに認知症か)なんて考えてました。
しかし携帯フォルダーの中に例の心霊写真はなく、
それは愚かお祭りで撮ったとおっしゃる数枚の他の写真も消えてしまっていました。。
彼女の立場的にも嘘を吐くメリットは全く無いと思いますが、
僕は以前の面会の時の靴下の色まで覚えています。
当時の心持ちは記憶違いにしては少し不思議なお話程度でしたが、
これが仮に『カルピス』や『hi-lite』の世界だったとすると少しゾッとするというお話でした。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています