自分も地下道で怖い体験をしたことがある
学生時代に一人暮らししていた某地方都市の線路の下を通る地下道
複数の路線が並走してる区間だったんでかなり長い地下道だった
ある夜遅くにその地下道を通ったらちょうど真ん中あたりで異様な圧というか強烈に嫌な気配を感じてさ
バッと振り返ったら右腕を振りかざした男がこっちに向かって走ってきてたんだ
物凄い形相をしてるのが遠目にもわかった
八つ墓村の32人殺しのシーンやそのモデルとなった津山事件ってわかるかな?
あんな感じだったんだほんとマジで
思い出すと未だに涙目になる
もちろん死に物狂いで逃げたよ
あの時もしも途中で転けてたら…と思うとゾッとする

地上に出た後、物陰に隠れてしばらく様子を窺ってたけど誰も出てこなかった
近くに女子大があったから生きてる変質者かと一瞬思ったよ
でもさ全く物音がしなかったんだよね
結構離れてたとはいえあんな物凄い勢いでこっちに走ってきたら足音が響きまくったはずなんだ
それが全く無かったということは…
あれはこの世のものじゃなかったんだろうなって
もう十数年前の話