【サンパウロ時事】ブラジルのボルソナロ大統領は24日、北東部ペトロリナで行った記者会見で、
「ペキニニーニョ(ちっこい)」という意味で「日本人」という言葉を使用した。
欧米では人種差別的ジョークの中で、日本人は小ささの例えとして登場するが、国家指導者が公の場で使うのは極めて異例。

ボルソナロ氏は、上程した年金改革法案が骨抜きにされて改革が小幅にとどまれば、辞任する考えを示唆したゲジス経済相に言及。
地元紙によると、「もし『日本人の改革』となるなら、彼は出て行くと言っているのだろう?」と述べた上で、
「日本人の改革」の意味は「ペキニニーニョ(な改革)」だと解説。「あそこ(日本)では何もかもがミニチュアだ」と続けた。

ボルソナロ氏は今月半ば、国内空港で日本人男性との記念撮影を快諾。
その際、狭めた人さし指と親指を使って短さを表現しつつ、
「全部ペキニニーニョなんだろう?」と卑わいなジョークを飛ばし、一部メディアから「人種差別的だ」と批判された。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019052500338&;g=int