仕方ないからワイとダチの兄貴でダチを担いで帰ろうとしたら、さっき会ったお婆さんがワイ達のところにきた。
そんで、血相を変えて
「だから言っただろう。早くここから離れな!そしてここに行ってこい。ここに書かれているところにいる人は私の知り合いだ。視てもらえ。」
と、住所の書かれた紙を渡された。

流石に、ここまで訳のわからない状況になっているから、ワイもダチの兄貴も、お婆さんの言うことに従って、住所に書かれてる場所に急いで向かった。

向かってる最中もダチはボソボソ言い続けてた。正直めっちゃ怖かった。何を言ってもボソボソ言い続けてるし、目は死んだような目だったし…

書かれてた住所について、そこの住職の人に事情を説明した。
ヤバイと言われてる神社に入ったこと。
入った瞬間に寒気を感じたこと。
その瞬間にダチがおかしくなったこと。
お婆さんに言われてここに来たこと。

事情を聞いた住職さんは目を見開いて、驚いたような顔をしたあと、

「分かりました。こちらへ。」

と言ってワイ達をある部屋に案内した。
その部屋は壁に御札のようなものが何枚か貼られていて不気味だった。