あのさ、いきなりなんだけど未だに解決してない体験あるんだよな。

小学生の時、県の陸上競技会ってのがあってさ、でも当時学校には陸上部なかったから選抜して選手選ぶんだよ。
で、俺は走り幅跳びの選手だったんだけど、小学生とはいえ単に我流でそこそこ跳べただけだし、夏休みの大会だから直前2週間くらい練習があったんだよ。

まあ、それなりに詳しい先生が教えてくれるんだけど、あんまり記録伸びないんだよ。
ある時、踏切り合わなくて左足で踏み切ったら、かなり跳べてさ、利き脚が左だったんだろうね、何かコツつかんだなって。
それまでは前に跳ぶ事ばかり考えてたんだけど左足で跳んだとき高く跳んでさ、陸上詳しくないし専門的にはわからんけど、とにかくうまく言ったわけ。
で、ここからが夢か現実かわからんのだけど、ある時思いっきり高く跳んでみたらドンドン空中に上っていったんだよ。

高いビルの上から見下ろすくらいの景色になって、そのままにしてたら勝手にまだまだ上に上がるから、何か適当に体動かしたら制御できて移動までできてさ。
そう、飛んでるってより空を移動してる感じ。
けど、他の練習してる奴等は俺に気づかないんだよ。
声だしても聞こえないみたいで。
それから、練習の時何回かやってみたけど、気づかれないのは同じ。
練習最後の日に思い切って遠くまで行ってみたら、いくらでも行けるから怖くなって戻ったんだよ。

その後夏休みも終わって、不思議と気にしてなくて、いつの間にか忘れてた。
大人になって、これは夢なんだけど小学生の時の夢を、見てさ、思い出したんだよね、跳んだこと。

けど、やってみても普通に出来ないんだよ。


まあ、これだけなんだけど、夢か現実かって言われたら自分自身は感覚といい現実だって思うけど、他人に話したら夢だって馬鹿にしかされないんよね、当たり前だけど。


もし、あの時何かをしてたらタイムリープとか異次元とか行けたのかな?
それと、あれって何だっったのか?
幽体離脱?

未だに不思議なんだよな。