遠来のかすかな音にさえうちふるえ、やや憂いのまなざしをもちながら、
堅実な道をいく。律儀で、誠実で、几帳面で、やや口うるさく、それでも
ソフトムードなのは、あふれるような情緒を身につけ、少年のようなロマンの花を、
頭上から決して外さないからです。少しばかり我ままで、にらみつけられると泣き出しそうなヒ弱さを
見せながらも、粘りづよく、やるべき事はちゃんとやってのけます。
好んで争いを求めたりはせず、派手な交際をするわけでもなく、気の合った人だけで結集しようと
するので、第三者でも肉親以上の交際をもつことがあります。
気を許すまでは恥じらいのベールをぬぐことはありません。しかし
ベールをぬがれ、その支配下に入ったら、絶対服従の掟(おきて)を守らされます。