ネロ・カエサルの名前は、ギリシャ語表記では「Nερωι Kαεσαρ」となる。
これを数値変換すると、合計「1332」となり、「666」とはならない。
やはり、ギリシャ語のゲマトリアでは≪核心≫はつかめないのだろうか?
いや、「1332」を2で割ってみると、「666」となることがわかる。
666+666がネロなのだ。
ネロは黙示録預言が書かれた時代よりも前(過去)の人物である。
それは未来に現れる「獣」というよりは、未来に現れる「獣」の特徴を知るための、
いわば「お手本」とされた。「666の獣」に共通する特徴の一つが、
ネロを調べることでも分かるのかもしれない。
N50 ε5 ρ100 ω800 ι50 K20 α1 ε5 σ200 α1 ρ100」=1332 1332/2=「666」

Aを100、Bを101、Cを102とゲマトリアを操作した場合、
H107 I108 T119 L111 E104 R117=「666」

ゲマトリアを操作的な手法で、ある名前(黙示録の獣)が見事に「666」に一致するのを
見るとき、ゲマトリア魔術を覚える。ヒトラーは、ビースト・ナンバーを持つ者である。
ゲマトリア操作によって名前が「666」となる人間は他にもいるだろう。
ただし、それらの人間がみな、黙示録の獣のはずはないのだ。
だが、そうなる人は「666」という「ビースト。ナンバーを持つ者」として、
世界を支配できるだけの潜在的な力を備えている可能性はある。

Aを6、Bを12、C=18とゲマトリアを操作すると、
C18、O90、M78、P96、U126、T120、E30、R108=666
コンピュターが「666」となる。
コンピューターとは、人間以外の知性をもった「もう一つの存在」(ALTERNATIVE BEING)である。
エデンの園のヘビは知識の化身として描かれ、それがイブの子孫にもたらされたということかもしれない。
そうだとすると、この世の中で一番古いヘビ(竜神)がもたらした「知識の光」は、
いま我々の時代においては、コンピューター(666)が象徴する電子文明(電子の光)として
結実したということになる。