「じゃあ試しにいつも来る電車に乗ってみようぜ」
俺は勿論パスした。
気味が悪かったってのもあるが、Mが戻ってくるのを待たなくてはいけないからだ。
「じゃあ、行くか!」
友人たちはその電車に乗り込むと、手を振って行ってしまった。
次の日、友人たちは皆学校を休んだ。
他の同級生は「一斉に休むなんて珍しい」程度にしか思っていなかったが、俺はただならぬ恐怖をその時に覚えてしまっていた。
友人たちのスマホに連絡してみたものの、全然つながらないし。担任に聞いてみても「体調がすぐれないみたいで、親御さんも困っている」って言うだけ。
友人たちに会いに行く気にも起きないどころか、怖くて会いに行けない自分が居た。
それからというもの、毎回寝るのが怖くて仕方なくなり、あまり睡眠をとらなくなった。
勿論、そのお蔭で留年してしまい、遂には高校を中退してしまった。なんとも恥ずかしい限りです。
何はともあれ、なんとか適当な仕事に就くことは出来ました(資格はそれなりに持っていたから)が、やはり睡眠不足が仇となって最近はめっきりうまく行ってません。
もうこの生活にも疲れてきたので、俺もMを待ちがてら階段を上ってみようかと思います。
という話を誰かに認識してほしくて書かせてもらいました。
流石に自分は小心者なので電車に乗る気は起きませんが、階段は登ってみようと思います。もしかしたらこの夢を終わらせることが出来るかもしれないし、立ち止まっていても何も始まらないと思うので。
もし認識することで俺と会うことが出来た際には一緒に登ってくれる方を募集します、出来れば強そうな人で(笑)
それでは寝るとします、おやすみなさい。