ここで目が覚めた
「なんだまた夢か」
しかし2日続けて両親の夢を見るなんてちょっとおかしい
岡田さんは妙な胸騒ぎがした
幸い次の日は土曜で仕事も休みだったので
実家に帰る事にして
午後3時過ぎには家を出た
県外と言っても
車で3時間も走れば着く距離だ
「着くころは夜だな」
「帰るって言ってないからメシは用意してないか」
ちょっとビックリさせようと思った岡田さんは
親には帰る連絡をしなかった
実家に着いたのは夜の7時過ぎだった
家の窓からは灯りが漏れていた
ガレージに父親の車もあるし
在宅しているのは間違い無い
玄関は施錠していなかったので
そのまま家に上がった
自分の家なので遠慮する事なく
ズカズカと入っていった
「ただいま〜」
岡田さんはリビングのドアを開けると
テーブルには父親と母親が座ってこっちを見ていた
「??」
帰るって言ってなかったのにすでにテーブルには
3人分の食事が用意してあった
岡田さん「あれ?なんで3人分あんの?」
父親「ああ、おかえり」
母親「そろそろ帰ってくるころだと思ったのよ」
そう言われた岡田さんは両親の顔を見ると
2人とも とても下品な顔をしていたと言う