廃炉作業の際に爆発事故などが起これば、このもんじゅから関西圏の水瓶である琵琶湖の北端までは30kmしかない。
また京都市は90km圏内、大阪市は120kmの距離。放射能による飲料水の汚染を筆頭に、漁業や農業への実害はもちろん、
関西圏全体のインバウンドを始めとした観光業への影響は計り知れない。

廃炉してなお莫大な日本国民の税金を溶かし続け、安全な生活を脅かし続ける高速増殖炉もんじゅ。
福島第一原発事故を経てもなお原子力推進を唱える日本政府は、福一はもちろんこうした課題を
しっかりと解決してから次の原発政策に足を踏み入れるべきなのではないか?

東芝・三菱・日立、など日本の原発海外売り込みも一様に失敗し、巨額の負債を
こしらえたんだろ? それ以前に福島や「もんじゅ」は今後どれだけの時間とカネがかかるか
想像もできない。海や大気への汚染も想像できない。人体への影響も想像できない。
国家、大地、自然、動植物、地球、これらは誰かの独占物ではないはずだ。お天道様をおそれる
へりくだった姿勢がなければ、裁かれるだろう。死後も関係なく裁かれるだろう。厳然と、理解すべき
時期に来ていると確信する。日本は地震・火山噴火・豪雨・台風・竜巻・突風・極寒・酷暑が激増し
いわゆる「活動期」に入っている。この意味を真摯に己の深奥に問うべきである。時間がないと思う。