母親の言いつけで買い物に出掛けたローマ人の少年。
母親に現地人は何するのか分からないから暗くなる前に帰りなさいと言われていたのだが、
帰り道に出会った現地人の妊婦があまりに美しくて気高かったので、大事な買い物を献じた。

結局、暗くなってから帰った少年は、
母親の言いつけを守らなかった理由を問い質した父親に、「現地人に買い物を献じたから」と答えたため、嘘をついたと思われて鞭で打たれた。
母親が薬を持っていくと少年の身体には傷一つ付いていない。
奇跡を見た母親は少年は嘘なんてついていない、清廉潔白の神様のような人と祭った。

彼こそが後にユダヤ人を迫害し、キリストに死刑を宣告する人物、ポンティウス・ピラトだったのだ。




あれ?どこが後味悪いとこ?