何度も言っている事ですが、経済とは【 助け合い 】です。 つまりは、人間関係です。
積極的に他人を助けられない人は、貧しくて当然なのです。
ホームレスは、仕事をしていませんし、他人をあまり助けていないから、
自分もあまり助けてもらえないのです。
経済的に豊かになる為には、まず人間関係が豊かでなければなりません。
他人を恐れている人、他人と触れあうことを拒んでいる人は、なかなか豊かになれないのです。
山奥に引きこもって、どんなに素晴らしい芸術作品を作ろうとも、
それが他人の手に渡って、実際に喜んでもらうまでは、「一銭にもならない」という事です。
金銭的な対価(報酬)とは、【 素晴らしい作品を作ったこと 】に対してではなく、
【 他人に高い価値を提供した事 】に対する対価です。
ですから、経済的に成功する為には、【 自分の為の芸術(趣味)】ではなく、
【 他人の為の芸術(プロ)】である必要があります。
ハリー・ポッターの作者、JKローリングさんも、自分の書いた作品を、出版社に持ち込みました。
何度断られても、新しい出版社を探し続けました。
それ(売り込み)を諦めていたら、どんなに素晴らしい作品を生み出していたとしても、一銭にもなりません。  
だいたい、芸術の世界では、作品を生み出す芸術家ではなく、
作品を売買する美術商の方が儲かっている事が多いと思います。  
別に、それが搾取だとか、不公平だとは思いません。
お金を手に入れるのは、他人との関わりを断って「引きこもっている人」では無く、
「他人と向き合っている人」だからです。
どんなに素晴らしい商品も、他人の手に渡るまでは、一銭にもなりません。
人間関係無しには成立しない、それが経済なのです。