火や煙で、というのは元々ケモノを火や煙を焚いて追い払うのが原義で、道を迷わせる(山中とか)ような怪しい物はケモノ由来の妖怪や魔と考えられたため
ケモノを追い払う手法を、転じて目に見えない存在としてのケモノを祓う呪術となったもの。
だから火も使うし煙も使う。
ケモノの霊落としの祈祷に線香や柴の煙を盛んに起したり、日蓮宗の祈祷で行力が足りない証として推奨されてないケモノ落としの祈祷で南蛮燻しがあるのはそれに依る。

ケモノ落としの呪術が、迷い道を解消したり路上の災難祓いとするものにされたんでないかな。