書きだめしていたこと

廊下から聞こえる少女の声
留学期間中にハリケーンがきて、学校が二日間休校、そのまま土日へ入るという四連休になった日がありました。
私とルームメイトの2人は、ずっと部屋にいてテレビを見たり、携帯をしたりなどゴロゴロしていました。

ルームメイトは寝て、私はウトウトしていたときに廊下の方からきゃー!と言う嬉しそうな?小さな女の子の声が聞こえました。
よく孫ちゃんたちが遊びに来ることがあるので、またその中のこの1人だろうなぁと思って何も考えないで聞いていました。

家の中は壁が薄く、リビングにいても少し大きめの声で話したら部屋まで聞こえるくらいでした。
廊下の声は犬と走りながらかけっこ?してるような声で、犬の名前を何度も呼んでました。そしたらトントンと私たちの部屋のドアを叩く音がしましたが、ベッドから出る気が起こらずホストマザーなら開けて来るだろうと待っていました。

いくらたってもドアは開かず、あれ?なんだったんだ?と思い、そのまま放置しました。
そのまま夕食の時間となり、ホストマザーが私たちを呼びにきました。
夕食が終わった後、マザーに
「今日、お孫さん来てた?小さい女の子。」
と聞いたら
「孫ではないけど来客はあったわよ。
合わせてあげればよかったわね。」
と言われて、先ほどの話をしました。
「あら!それは多分あなたたちと遊びたかったのかもしれないわ。
私が事前に伝えておかなかったから…今度あの子が来たら遊んであげてちょうだいね。」
と言われました。

あの子とフランクに言われましたが、ずっと家にいる、たまーに出てくる日本でいう座敷わらし的な存在だそうです。
守り神?だと言ってました。

人に危害を加えることはなく、見えるので、遊んであげて満足したら自然と消えるそうです。