長いススキをかき分けながら奥へ進むと、どこからともなくリーン、リーンと鈴虫の音が聞こえてきました。
それに加えてコオロギやマツムシ、その他、訳の分からない虫も大合唱しています。
「この虫たちもあと数週間すれば死ぬ。宇宙の流れから見たら、人間の寿命だって同じように短いぜ」
彼はこう言った瞬間、キスしながら私を押し倒しました。それから、ゆっくりと下半身に手が伸び、ショーツの中へ手が入ります。
敏感なところを的確に責めるから、ウッとエッチな声が洩れました。調子に乗った彼はズボンを脱ぎ、乳首を吸いながら正常位でマウンティングしてきます。
恥ずかしいけど、欲しい日だったので、アソコはもう限界ラインまで潤い、お尻の穴にまで水飴状の液体が滴り落ちるほどでした。
やがてゆっくりとオチ○チンが挿入され…。長いそれは子宮をグイッと持ち上げる形になり、全身に鳥肌が立って「いや〜っ」と叫んでしまいます。
「もっと吠えろ! 虫の声に負けてどうする? 人間の意地を見せてやれ」
彼の言葉に理性が吹っ切れ、感じるままにシカのような甲高い声で気持ちよさを表現します。
すると不思議なことに、虫たちもいっそう高く鳴くんです。Sの気質を持っている彼は、興奮がピークに達し、お尻をいつものようにパンパン叩きました。
そうされると私はより発情し、「ああっ、次はバックでやって」と催促。それでも満足できず、自ら上に乗って激しく動きました。
こっちのほうが、イキ方を微調整できるから好きなんです。すっかり貪欲な女になり、射精したペニスが抜けそうになると「ダメ、もう少し頑張って」とわがままを言いました。
虫の音を聞きながら、夜空を見上げればカシオペアが輝いています。
「私はあと何年濡れて、彼の勃起年齢は何歳までなんだろう?」
そう考えたら、もっともっと快楽を貪りたくなり、ぐったりした彼をゆすりながら「おかわり」をねだってしまいました。