http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-11-02/2018110215_03_1.html
山梨県の北富士演習場で10月25日に開始された、米海兵隊による沖縄県道104号線越え実弾砲撃移転訓練は、開始日から連日砲撃が続き、
同31日には、沖縄で使用されたことがない白リン弾と思われる着弾煙が確認されました。

訓練を終日監視行動している「北富士全面返還・平和利用県民共闘会議」(北富士共闘会議)の佐藤均山梨県労副議長が着弾地で白リンが燃焼して
白い煙をまき散らす様子を撮影しました。白リン弾はイラクやパレスチナの紛争地で使用され、非人道的兵器と国際的に非難が起きています。

北富士共闘会議が白リン弾使用について、県の北富士演習場対策室に問い合わせたところ、南関東防衛局の現地対策本部の職員は
「米軍の運用上のことなので承知はしていないが、従来同様、りゅう弾、発煙弾、照明弾などを使用しているものと思う」と答えたといいます。

共闘会議の菅沢三郎事務局長は「煙は間違いなく白リン弾だ。“沖縄と同量、同質の移転訓練”とした約束に反するもので許されない。
海外の戦場で使うための兵器の使用は直ちにやめるべきだ」と語りました。
監視行動では同31日までに、155ミリりゅう弾砲1243発の砲撃を確認。訓練は5日までの予定です。