はっきり夢って分かってるから、ほんのりどころか全然怖くない話。

そこに至るまでの夢は覚えてないんだけど、木でできた観音開きの扉が目の前に迫ってきて、それを開けさせられそうになった。
と言っても周りに誰がいるわけでも、そう命じられてるわけでもない。直感的に「この扉を開けさせようとしてる」「でも開けちゃダメだ」って頭で理解してるってだけ。
何故か「南無阿弥陀仏」を称えると迫って来なくなるし、扉を開けなくてもいいらしいので、ずっと称えた。扉は自分で勝手に開こうとしたけど、その時意識が覚醒したのか一瞬現実で目が開いて、扉の姿が消えた。
そしたら、再び目を瞑った時には扉は消えてた。
ちなみに意識が戻った瞬間、自分が実際に(寝言で)「南無阿弥陀仏」称えてる声が聞こえてびびった。寝てる時は聴覚って働いてないんだな。
まぁそれだけの話。
扉はイラストにすればコナンのCM開けアイキャッチの扉みたいな感じ。うちの町の墓地で昭和30年まで使われてた墓地付きの火葬場の扉だった。
50年代生まれの自分が小学校上がる頃取り壊されたけど、鉄製の扉に木でできた扉を被せてあった。