石じじいの話です

メモから断片的な話を。

「霊界ラジオ」というものがありました。
ある人が持っていたそうです。
木製の普通の昔のラジオでしたが、周波数を合わせるダイヤルがありませんでした。
一つの周波数にしか合わせられない。
(まあ、霊界からの電波の周波数は1つということでしょうか。)
ボリュームも無かったそうです。
霊界からの放送を聴きたいときには、スイッチを入れて少し待ちます。
(真空管ラジオは、時間が経たないと受信が安定しません)
すると、かすかに声が聞こえてきます。
それが霊界からの放送なのだそうです。
内容は、よくわからない「祝詞」のようなものなのですが、よく聞いているとだんだん理解できるようになるのということでした。
その内容は、「宇宙の真理」だったそうです。
完全に理解できると死ぬのだとか。
じじいを含めて、みんなでラジオ本体を開けて見たそうですが、中は真空管が二本と回路があるだけだったそうです。
どこにもメーカー名や規格データを示すシールはありませんでした。
そのラジオは、持ち主が亡くなった後(真理を理解できたのでしょうか?)、「昔使われていたラジオ」ということで地元の郷土資料館に寄付されたそうです。
今もあるのかもしれませんが、もう回路は古くなって動作しないかもしれません。

昔、家にあったSONYの古い短波ラジオ(スカイセンサーシリーズのはるか以前)で海外からの放送を聴いたものです。
朝鮮中央放送局の日本語放送を聴いて手紙を出したら、「金日成著作集」が送られてきたことがありますw